【四月は君の嘘】「あたしと心中しない?」の意味といちご同盟の関係

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     四月は君の嘘 手紙全文

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    四月は君の嘘の中でときおり、登場人物の発言の意味が分からない所があったなーと思う人がいると思います。
    例えば以下の発言などです。
    かをり「あたしと心中しない?」
    公生「君は王女様じゃないよ。僕はラヴェルなんて絶対弾かない」

    この記事ではこれらの発言の意味について、詳しく解説します。

    あたしと心中しない?

    「あなたってほんとうに変な人」
    「病院にお見舞いに来たのに、ずうっと黙り込んでいるんですもの」
    「あたしと心中しない?」

    いちご同盟

    あたしと心中しない?

    これは公生がかをりの病院に1人でお見舞いに言った時に、かをりが言ったセリフです。
    このかをりが言ったセリフは「いちご同盟」の中ででてくるセリフと全く同じです。
    かをりの病室には「いちご同盟」の本が置いてありますね。
    かをりはあえて「いちご同盟」と同じセリフを使ったのです。

    「いちご同盟」とは?

    「いちご同盟」とは、15歳の少年と少女の人生観を描いた作品です。
    いちごとはフルーツの苺ではなく、15歳という意味のいちごです。
    「いちご同盟」の主人公は15歳で公生やかをりと同い年ですね。

    主人公の北沢良一は、公生と同じようにピアノを弾いている少年です。
    そして上原直美は、病気で入院しており、最後には亡くなってしまいます。

    つまり「いちご同盟」の境遇と、四月は君の嘘の境遇はとても似ているのです。
    四月は君の嘘でも主人公の公生はピアニストで、かをりが病気で入院しています。

    かをりは自分が長くないことを悟(さと)って、「いちご同盟」のセリフを引用したのです。

    「あなたってほんとうに変な人」
    「病院にお見舞いに来たのに、ずうっと黙り込んでいるんですもの」
    「あたしと心中しない?」

    マンガを読むとわかりますが、かをりがこれらのセリフを言う時、
    セリフの吹き出しの文字がカッコ(「」)で囲われています。
    これは、かをりが「いちご同盟」から言葉を引用していることを意味しています。

    かをりは自分の命が長くないことを悟(さと)って、「いちご同盟」のセリフを引用したのです。

    公生は「いちご同盟」を読んでいた?

    実は公生は「いちご同盟」を読んでいて、かをりのセリフの意味もしっかりと把握していました。
    そのことを裏付けるシーンがあります。

    渡がかをりが入院中にヒマをしていると思って、本を大量に借りてきます。
    その中に「いちご同盟」がありました。

    かをりが「いちご同盟」の貸出カードを確認すると、公生の名前が載っています。

    いちご同盟の図書貸出カード

    そして、かをりが「いちご同盟」のセリフを言った時に、公生は絶望的な表情になります。

    いちご同盟

    公生は図書館で「いちご同盟」を借りていて、その内容も知っていました。
    なので、かをりが「いちご同盟」と全く同じセリフを言った時は、そのセリフの意味が分かっていたのです。
    かをりがもう長くないということを分かっていたのです。

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    僕はラヴェルなんて絶対弾かない

    公生は生きる事をあきらめたかをりの発言が悔しくて、許すことが出来ませんでした。
    なので、演奏を聴かせて、かをりの頭を思いっきりぶん殴ってやることを決めます。
    公生は無理を言って、凪(なぎ)の学校のくる学祭に出してもらい、演奏をします。
    そして、その演奏を渡にお願いして、携帯の通話でかをりに聴かせます。

    公生は、凪との演奏をかをりに聴かせた後で、かをりにこう言います。
    「君は王女様じゃないよ」
    「僕はラヴェルなんて絶対弾かない」

    僕はラヴェルなんて弾かない

    「いちご同盟」の主人公が物語の中でラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾いています。
    つまり、公生は「いちご同盟」と同じようにラヴェルなんて弾いたりはしないし、君は「亡き王女のためのパヴァーヌ」の「王女」でもないと言いたかったのですね。

    「いちご同盟」と同じではないから、君を死なせたりはしないよ、と言いたかったのだと思います。

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