四月は君の嘘の名言集、有馬公生編
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四月は君の嘘は多くの名言があるマンガとして有名ですね。
その名言の数々が読者の心をうち、傑作作品となっているのだと思います。
ここでは四月は君の嘘の主人公「有馬公生」の名言を集めてみました!
私なりの解釈も交えて紹介していきます。
僕はたった1人でいいや、君だけでいいや
公生が2年ぶりに出場した毎報コンクールでの言葉です。
発言した言葉ではなく、心で思った言葉です。
コンクールの前、宮園かをりが公生に
「聴いてくれた人が私を忘れないように、その人の心にずっと住めるように弾くの」
と言いました。
でも公生は聴いてくれた全員でなくていい。
たった一人、かをりに忘れられないように、かをりの心に住めるように演奏しました。
コンクールの結果は中断してしまったこともあり、予選で落ちましたが、
かをりのために弾いた公生のピアノは、聴いてくれた人たち全員の心に響きました。
僕らはまだ旅の途上にいる
公生の2年ぶりのコンクールが終わった後、武士が「何だよあの演奏は!」と問い詰めます。
武士はずっと超合金のような、何が会っても負けない有馬公生を目指して練習を積んできました。
それなのに2年ぶりに見た公生は、演奏を中断したり、感情的な演奏をしたりと、超合金どころかまるで普通の人間でした。
武士はその有馬公生に「何だよあの演奏は!」と問い詰めます。
その時に言った公生の一言が「僕らはまだ旅の途上にいる」です。
僕らは完璧でもなんでもない。ゴールなんてない。
後退しているように見えても、前を見て進むしかない。
僕らはまだ旅の途上にいる。
そんなニュアンスで言っているように聴こえました。
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もう一度、聴きたいけど聴きたくない。もう一度、会いたいけど会いたくない。
「もう一度、聴きたいけど聴きたくない。もう一度、会いたいけど会いたくない。こういう感情を何て呼んだかな。こういう気持ちを何て言ったかな」
公生がはじめてかをりの演奏を聴いたあとに抱いた感情です。
公生が母さんから教わったピアノは楽譜に忠実に弾くことです。
しかし、宮園かをりの演奏はその対局とも言えるほどの演奏でした。
公生はかをりの聴衆をわかせた演奏を本当はもう一度聴いてみたい。
でも、それを聴くと母さんが教えてくれたことが否定されているようで聴きたくない。
そういう葛藤を抱いていました。
「もう一度、会いたいけど会いたくない。」
これは公生が恋をしているけど、まだ自覚していない状態だったのだと思います。
とてもうまい表現、描写(びょうしゃ)だと思います。
あの子達にとって君の演奏を聴いて、あわてて花を買って渡した今日のことは忘れられないよ
「一次予選で花をもらった人を初めて見た。しかも知らない子たちだろ?花を用意しているわけないし、あの子達にとって君の演奏を聴いて、あわてて花を買って渡した今日のことは忘れられないよ。たぶんそういう演奏だった」
かをりの演奏が終わった後に公生がかをりから「どうだった?」と聴かれた時に、言った言葉です。
最初聴いた時は、なんてまわりくどい言い方をするのだろうと思ったのですが、
単純に「すごい演奏だったよー」というよりも、何倍もの褒め言葉だということに気が付きます。
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