四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第44話(最終話)

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     四月は君の嘘 手紙全文

    ※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。

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    四月は君の嘘ネタバレ最終話

    ※背景が灰色のところは、かをりからの手紙です。

    拝啓 有馬公生様

    さっきまで一緒にいた人に手紙を書くのは変な感じです。
    君はひどい奴です。
    グズ、のろま、アンポンタン。

    私がはじめて君の演奏を見たのは5つの時、当時通っていたピアノ教室の発表会でした。
    ぎこちなく登場したその子は、イスにおしりをぶつけ笑いを誘い、おおきすぎるピアノに向かい、一音を奏でた途端、私の憧れになりました。
    音は24色パレットのようにカラフルでメロディは踊り出す。
    隣の子が泣き出したのにはビックリしました。

    それなのに、君はピアノをやめるんだもの。
    人の人生を左右しといて、ひどい奴です。

    グズ、のろま、アンポンタン。

    同じ中学と知った時は舞い上がりました。
    どうやれば声かけられるかな。
    購買部にパン買いに行こうかな。
    でも結局、ながめているだけでした。

    だってみんな仲良すぎるんだもの。
    私の入るスペースないんだもの。

    かをり私の入るスペースないんだもの。

    子供の頃に手術をして、定期的に通院して、中1の時に倒れたのをキッカケに入退院の繰り返し。
    病院で過ごす時間が長くなりました。
    ほとんど中学に行けなかったな。

    あまり自分の身体がよくないのは分かってました。
    ある夜、病院の待合室でお父さんとお母さんが泣いているのを見て、私は長くないのだと知りました。

    その時です。
    私は走りだしたのです。

    後悔を天国に持ち込まないために、好き勝手やったりました。
    怖かったコンタクトレンズ、体重を気にして出来なかったホール喰い、偉そうに指図する譜面も私らしく弾いてあげました。

    そして、一つだけ嘘をつきました。

    宮園かをりが渡亮太君を好きという嘘をつきました。

    その嘘は私の前に有馬公生君、君を連れて来てくれました。

    有馬公生君君を連れてきたのです

    渡君に謝っといてね。

    まーでも渡君なら、すぐ私のことなんか忘れちゃうかな。
    やっぱり私は一途な人がいいな。
    友達としては面白いけど。

    あと椿ちゃんにも謝っといてください。
    私は通りすぎる人間で、変な禍根(かこん)を残したくなかったので、椿ちゃんにはお願い出来ませんでした。

    というか「有馬君を紹介して」なんてストレートに頼んでも、椿ちゃんはいい返事をくれなかったと思うな。
    だって椿ちゃんは君のこと大好きだったから。

    みんなとっくに知ってるんだから。
    知らなかったのは君と椿ちゃんだけ。

    私の姑息な嘘が連れてきた君は想像と違ってました。
    思ったより暗くて、ひくつで、意固地で、しつこくて、盗撮魔。
    思ってたより声が低くて、思ってたより男らしい。
    思ってた通り優しい人でした。

    度胸橋から飛び込んだ川は冷たくて気持ち良かった。
    競争した電車に本気で勝てると思った。
    音楽室をのぞくまんまるの月はおまんじゅうみたいで美味しそうだった。

    二人乗りで歌ったキラキラ星は音程がズレてた。
    声楽は絶望的だね。

    夜の学校って絶対何かあるよね。
    雪は桜の花びらに似てるね。

    演奏家なのに舞台の外のことで心がいっぱいなのは、なんかおかしいね。
    忘れられない風景がこんなささいなことなんておかしいね。

    そんなことないよ。

    君はどうですか?
    私は誰かの心に住めたかな?
    私は君の心に住めたかな?

    土足で上がってきたよ。

    ちょっとでも私のこと、思い出してくれるかな

    忘れたら化けてでてくるくせに

    リセットなんかイヤだよ

    するもんか

    忘れないでね

    うん

    約束したからね

    うん

    やっぱり君でよかった。
    届くかな。
    届くといいな。

     

     

    有馬公生君。
    君が好きです。好きです。好きです。

    君が好きです

    カヌレ全部食べられなくてごめんね。
    たくさん叩いてごめんね。
    わがままばかりごめんね。
    いっぱいいっぱいごめんね。

    ありがとう

    ありがとう

    宮園かをり

    P.S.
    私の宝物を同封いたします。
    いらなかったら破って捨てて下さい。

    かをりの宝物の写真

    もうすぐ春がくる。
    君と出会った春が来る。

    君のいない春が来る。

    四月は君の嘘感想最終話

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    四月は君の嘘、ついに最終話をむかえてしまいました。
    かをりがついた1つの嘘、それは「渡君が好き」ということ。
    その嘘のおかげで、公生はかをりと出会うことができ、恋をすることが出来ました。

    「嘘をついてはいけません」という模範解答はもういりませんね。
    たった一度の人生、かをりのように好き勝手やったりましょう!

    人生はたった1度で、いつ終わるかが分からないゲームのようなものです。
    いつ死ぬのかは誰も分かりません。
    でもだからこそ、このたった1度の人生を思う存分楽しんでやろうと思えるのだと思います。

    人生には辛いこと悲しいことがたくさんあります。
    もしかしたら、公生のように大切な人を失うという悲しみも訪れるかもしれません。

    でもたった1度の人生なら、その悲しみも含めて楽しんでやりましょう。
    その悲しみにふくされることなく、真剣に生きていれば、支えてくれる人達がいる。
    四月は君の嘘を読んで、そう思いました。

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