四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第25話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第25話
ガラコンサートの演奏中。
公生はかをりが来なかったため、一人で演奏を開始した。
最初は怒りに身を任せるように弾いていたが、音が聴こえないくらいに集中しはじめてから、どんどん演奏が変わっていく。
それは優しい音色だった。
お母さんが赤ん坊をなでるようなそんな音色だった。
公生はお母さんのことを思い出していた。
クライスラー 愛の悲しみ
この曲はどうしたって、母さんを思い出させる。
難しい演奏もなんなくこなしてみせた。
それは反復練習のクセをすりこんだ母さんが残してくれたもの。
手に技術さえあれば、将来なんとか食べていけるかもしれない。
だから、有馬早希(さき)は手厳しく辛く公生に接していた。
公生はこれまでの演奏で、観客席で母さんの姿を見つけると音が聴こえなくなっていた。
でもそれは公生自身が作り出したものだった。
逃げ出すための理由。
自分自身の弱さ。
母さんは観客席にいるのではなく、いつも公生の中にいた。
もう母さんの影は観客席には見えない。
僕らはつながっている。
誰かと同じように母さんともつながっている。
そう信じているから
僕は進むんだ。
だから
だから
さよなら
四月は君の嘘感想第25話
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宮園かをりが来ないというハプニングにも関わらず、公生は「ピアノの音が聴こえない」という自らの問題までクリアしてしまいました。
公生の「ピアノの音が聴こえない」という事象。
それは決して母さんからの罰なのではなく、音にとらわれずに自分の中にあるイメージで弾くという母さんからの贈り物でした。
自分の中にあるイメージで弾くことで、公生は譜面に沿っただけの演奏ではなく、感情豊かな表現が出来るようになっていたのですよね。
そして、難しい演奏のところは母さんから刷り込まれた反復練習でなんなくこなしてみせます。
そこには、ヒューマンメトロノームと言われた公生ではなく、お母さん想いの公生がいました。
自分の中に母さんがいると思ってからは、観客席に母さんの姿は見えなくなりました。
だから公生は母さんに「さよなら」と言いました。
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