四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第21話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第21話
放課後、ガラ・コンサートに向けて、かをりと公生が演奏の練習をしている。
かをりがペットボトルを公生の顔に投げつける。
かをり
「集中力散漫!!いやそうに弾いてた!!心ここにあらずな音!!」
公生はかをりが選択した曲にまだ納得がいっていなかった。
かをりが選択した曲はクライスラー「愛の悲しみ」
かをり
「君がそんなにいやがるのなんでかな。楽譜はあんなに愛にあふれていたのに」
クライスラー「愛の悲しみ」はヴァイオリン曲。
この曲の対になる曲で「愛の喜び」がある。
「愛の悲しみ」は、公生のお母さんがよく子守唄に歌ってくれた曲だ。
公生がこの曲を弾きたがらない理由。
それはどうしたって、この曲が母さんを思い出してしまうからだった。
紘子さんはピアノの練習していた公生を外へ連れだす。
外では祭りが行われていて、屋台の出店が立ち並んでいた。
紘子さんの子供の小春ちゃんが、ぴゅーっと走っていてわたあめやリンゴ飴を買いにいく。
紘子さん
「”愛の悲しみ” 早希は学生の頃からよく弾いてたわ」
公生
「子守唄代わりに毎晩聴いてました。この曲は母さんの匂いがしすぎるんです」
「母さんは僕を憎んでるんじゃないでしょうか」
小春ちゃんが戻ってきて、公生にリンゴ飴を渡す。
公生が深刻そうな顔をしていたため、小春ちゃんがビックリして紘子さんの後ろに隠れる。
紘子さん
「親への反抗は自我の確立。自立への兆しよ。音楽家は師から学ぶ過程で生まれた違和感を大切にすべきだわ。その違いこそ個性なんだもの。人は “君” を聴きに来るんだもの。子供を憎む親なんかいるもんですか。あの時、あんたが人間としてピアニストとして成長した瞬間よ。早希が喜ばないはずがないわ」
「あの時」とは、公生がはじめて母さんに逆らった時。
母さんに「お前なんか死んじゃえばいいのに」と言った時。
お母さんが死ぬ前に最後に会話をした時。
公生
「母さんは僕を許してくれるでしょうか。必死で母さんを忘れようとした僕を。僕はピアノを弾いてもいいんでしょうか」
紘子さん
「だったら弾こうよ。迷いがあるならビシっとピアノ弾いて、早希の声を聴こうよ。きっとこう言うわ。「バカなことで悩んでないで、さっさと一人前になりなさい」って。弾こう、私達はピアニストだよ」
紘子さんは小春とじゃれ合う公生をみて思った。
(酷なこと言ってるかしら。でも弾かなきゃ。ピアニストとして成長するために。お別れするために)
四月は君の嘘感想第21話
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かをりがクライスラー「愛の悲しみ」を選択したのは、実は偶然ではありません。
かをりが土稜橋から川に飛び込んだ時に、公生の家のピアノが置いてある部屋に行った事がありました。
そこで、「愛の悲しみ」の楽譜を見かけたことがきっかけでした。
かをりは公生が嫌がるであろうことを予想して「愛の悲しみ」を選んだのです。
かをりはホント公生に色々と仕掛けてきますね(*^^*)
「愛の悲しみ」はこんな曲です。
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