四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第20話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
スポンサードリンク
四月は君の嘘ネタバレ第20話
「公生!!」
紘子さんが公生の電話を何度鳴らしても出なかったので、心配して公生の家まで来ていた。
ピアノがある部屋に行くと、公生は横になって眠っていた。
公生は昨日のコンサートに負けて、徹夜でピアノの練習をしていたらしい。
紘子さんは「しっかり男の子やってんじゃん」と思った。
紘子さんは、音楽があんなにも公生を苦しめていたのに、どうしてまたピアノに向き合う気になったのかが気になっていた。
紘子さん
「何があんたをピアノに向かわせたの?」
公生
「四月のある日、変なヴァイオリニストに出会ったんです。傍若無人。唯我独尊。でも好きな人に見せる笑顔は天使のよう。蹴られ殴られ引きずり上げられた舞台には…慣れ親しんだ舞台には、僕の知らない光景があった。僕はもう一度、その光景を体験したい。だから僕は思ったんです。変なピアニストになりたいなって」
公生がピアノに向き合う覚悟を決めたので、紘子さんもちゃんと向き合う覚悟を決める。
公生は紘子さんのピアノのレッスンを受けることになった。
学校の屋上で公生がぼーっとしていると、宮園かをりがやってくる。
藤和ホール事務局からガラコンサートへの招待状がとどいたらしい。
ガラコンサートとは何かを記念して、もよおされる特別講演のことで、スポーツで言うところのエキシビションマッチのようなもの。
そのコンクールにかをりと公生が招待された。
放課後、伴奏の練習をする二人。
かをりがガラコンサートで演奏するのに選んだ曲はクライスラー「愛の悲しみ」
どちらかと地味な曲。
普通、ガラコンサートはもっとメジャーで派手な曲を弾くが、
公生が他の曲にしようと言っても、かをりは言うことを聞かなかった。
練習が終わって、公生とかをりが二人で一緒に帰る。
かをりが土稜橋のところで、いきなり走って草むらのほうへ行く。
草むらにはあたり一面にホタルがいて、キラキラしていた。
かをりが手をマイクにして公生に向けてくる。
かをり
「あーテスト、テスト、どうでしたか?久しぶりのコンサートは?」
公生
「僕ね、あの場で感じたんだ。みんな何かを心の奥底に持ってるんだって。ある人は敵愾心(てきがいしん)かもしれない。”届け”という想い。母さんへの想い。みんな個人的な想いに支えられていた。人は一人で舞台に立てないのかもしてない。」
かをり
「君は?君は心に何を持ってたの?何を支えにしたの?」
公生
「君がいたんだ」
僕は旅をする。
降り注ぐ拍手、
自分の音楽が届いたあの瞬間を追い求めて、
その後ろ姿を追い求めて
いつかきっと肩を並べられるその日がくるまで
「もう帰ろ」と言って、公生は気恥ずかしそうに、足早に帰る。
かをりは公生の後ろ姿に言う。
「ぼくがいつもそばにいて助けてあげられるとは限らないんだよ、チャーリー・ブラウン」
四月は君の嘘感想第20話
スポンサードリンク
この20話から公生は紘子さんのレッスンを受けることになります。
紘子さんにとっても、公生のピアノと向き合うのは覚悟がいることなのですよね。
紘子さんが公生をピアニストにしようと言ったのがきっかけで、公生をピアノで苦しめる事になったからです。
かをりが最後に言ったセリフ。
「ぼくがいつもそばにいて助けてあげられるとは限らないんだよ、チャーリー・ブラウン」
最初はこの言葉にどういう意味があるのは分かりませんでしたが、読み返してみると何のことだか分かりました。
かをりはこの時から、もう長くは生きられないことを悟っていたんですね。
次の記事はコチラ
四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第21話
ひとつ前の記事はコチラ
四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第19話
スポンサードリンク