四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第19話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第19話
コンクールでの公生の演奏が終わった。
まばらな拍手。
戸惑う会場。
無理もない。
演奏を中断した上に三回も演奏が変わった。
でも演奏が終わった時の公生の顔はすがすがしい顔をしていた。
僕はたった1人でいいんだ。
届いたかな
届くといいな…
コンクールが終わった後、公生は審査委員の人達と通路ですれ違う。
すれ違いざま。
審査委員長
「コンクールは…
コンクールは神聖な音楽の庭。決して自分探しをする場所ではない」
審査委員の人たちとすれ違った後、女の人が公生に声をかけてくる。
「あいかわらずイヤミなじじいね。年くって拍車がかかってるわ、やだやだ」
瀬戸紘子(せとひろこ)。
日本屈指のピアニストでCDも出している。
公生のお母さんの有馬早希とは音大で同期で、公生が小さいころに何度もあったことがある。
紘子さんは公生のことをぎゅっと抱きしめる。
実は公生のことをピアニストにしようと、公生のお母さんに言ったのは紘子さんだった。
そのことが公生のことを苦しめることになってしまって、紘子さんは罪悪感を感じていた。
ハグをしているところをかをり、椿、渡に見られている。
紘子さん
「ところでどっちよ。ロングのコ?ショートのコ?どっちのコが好きなの?ピアノが歌ってたじゃん。「君が好きです」って。ピアノは演奏者の全てを引きずり出すわよ、覚悟しなさい」
公生は紘子さんに礼を言って、別れる。
ピアノが「君が好きです」って歌ってた?
そんなはずない。
これは単なる感謝で、だって…
…だって彼女は友達が好きな女の子なんだから。
僕は友人Aなんだから。
コンクールの結果が貼りださせる。
やっぱり予選通過者名簿に公生の名前はない。
相座武士が公生に詰め寄る。
「なんだよ、あの演奏。今まで何やってきたんだよ!?コロコロコロコロ弾き方変えて、あんなめちゃくちゃな演奏しやがって…」
あの強い有馬はドコに行った?
孤高のピアニストは…
俺のヒーローはドコに行った?
ヒーローは超合金で、ヒーローは負けない。
ヒーローは必ず勝つんだ。
これじゃまるで…
まるで人間じゃないか。
公生は目を床のほうにそむけて言う。
「そうかめちゃくちゃだったか、じゃあまた不細工な演奏しちゃったんだな。でも手抜きなんてしてないよ。2曲ともぶっ倒れるまで練習した。精一杯やった。それでも不細工な演奏なんだとしたら、それは…
今のありったけの僕だ」
「僕らはまだ旅の途上にいる」
そうだ。
僕は君と同じ音楽家なんだ。
だから進むんだ。
公生は、かをり、椿、渡と一緒に帰る。
帰り道、公生に気を使ってか、椿たちはなかなか公生に声をかけることができない。
線路沿い。
電車の音がカンカンと近づいてくる。
機械人間。
ヒューマンメトロノーム。
母親の操り人形。
みんな僕のことを機械とか人形とか言っている。
じゃあなんだよこの感情は?
くやしい
くやしい
公生は電車と追いかけっこをするかのように走りだす。
何かが突き動かす
はしれ
はしれ
はしれ
そうだ、僕は椿や渡、君と同じ人間なんだ
四月は君の嘘感想第19話
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公生の復帰戦となるコンクールがひとまず無事終わりましたね。
昔の機械仕様ではなく、公生のありったけの気持ちを乗せた演奏になりました。
そして瀬戸紘子さんとの久しぶりの再会。
2年ぶりです。公生がピアノを弾いていた頃以来。
最初、公生のお母さんは公生をピアニストにしないでおこうとしていたんですよね。
あんな過酷なことを息子にも味あわせたくないと思ったのです。
でも、紘子さんがなんとなく公生とピアノで遊んでいるうちに公生の才能を発見して
公生をピアニストにしようということになりました。
なので責任を感じてしまっていたんですよね。
だから公生の復活が嬉しくて、思わずはぐしちゃったという感じだったのです(*^^*)
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