四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第11話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第11話
くらい暗闇の中、黒猫が公生に語りかけてくる。
黒猫
「やあ調子はどうだい?もうすぐだね、コンクール」
公生
「うん」
黒猫
「怖がるなよ、気にしない気にしない。君はベートーヴェンじゃないもんな。君はバッハでもなければショパンでもない」
公生
「知ってるさ」
黒猫
「じゃあ君は誰だい?」
「君はどこにいるんだい?旅の準備はできたかい?」
サッカー部の最後の夏。渡のシュートがゴールポストにあたったところで、ホイッスルが鳴る。
サッカー部も1対0で敗れた。
渡と椿、中学最後の大会が終わった。
公生が出場する毎放コンクールが迫っていた。
選択した課題曲バッハもショパンも楽譜通り忠実に弾けるようになった。
渡や椿は輝いていた。
そして、かをりも舞台上で凛として輝いていた。
僕は深く理解できたのか?
ショパンやバッハを自分のものに出来たのか?
譜面をなぞった音楽の中に僕がいるのか?
わからない。
わからない。
わからない。
公生は体育の授業中にぶっ倒れてしまう。
「友人A」
かをりが保健室に駆けつけてきた時、公生はたまごサンドを食べていた。
しばらくの間、ピアノに没頭しすぎていたあまり、ご飯を食べるのも忘れていた。
かをりと帰る途中、黒猫が道を横切る。
公生は黒猫と目があった瞬間、飲んでいた牛乳を吐き出してしまう。
近くの公園で少し休んで行くことに。
公生は黒猫について、かをりに話をする。
子供の頃、黒猫を買っていた。
目を離したスキにチェルシーのあめ玉を食べていたから、名前はチェルシー。
ある日、チェルシーといつものようにじゃれていると、チェルシーが公生の手をひっかいてしまう。
手が真赤になり、血がドバドバと止まらなかった。
次の日、母さんがチェルシーを捨てに行った。
チェルシーの残したキズ跡は母さんを想わせる。
チェルシーを捨てに行く母さんの後ろ姿をただ黙ってみていた。
「やめて」とか「待って」とか何か言えば変わっていたかもしれない。
あの日から僕は母さんの影の中にいる。
「たまごサンドが好き」
かをりが突然、話しだす。
「モーモー印の牛乳も好き。意外に甘いものも好き。運動は苦手。椿ちゃんに頭が上がらなくて、モテる渡君がちょっとうらやましい。君はお母さんの影なんかじゃないよ。君は君だよ。“君らしく”なんて曖昧なものじゃない。何やたって変わったってカンケーない。君はどうせ君だよ」
「よく偉い先生方が言うじゃない。”作曲家の意図” “時代のスタイル” “歴史的背景” を勉強しなさい。深く理解しなさいって。それって大事だけど、限界があると思わない?だって私達はバロック時代に生まれてないし、変な髪型でもないもん。私達はバッハやショパンじゃないもん。君の人生でありったけの君で、真摯に弾けばいいんだよ」
かをりが公生に手を合わせる。
「”気が滅入ってる時はほおづえをつくといい。腕は役に立つのが嬉しいんだ。” チャーリー・ブラウン。大きくて節くれだった手。ピアニストの手だ。ホラやっぱり、手が私に触れて喜んでる」
「ピアノが弾きたいってウズウズしている」
悩んで迷って苦しんで、たどりついた答えは笑っちゃうくらいシンプルだった。
コンクール当日、練習の疲れでフラフラと会場へ向かう公生。
宮園かをりが公生のところにかけてくる。
「これ見て」
参加者名簿を指しだすかをり。
「君のエントリーナンバー。ケッヘル番号265、モーツァルト「きらきら星変奏曲」星は君の頭上に輝くよ」
僕のコンクールが始まる。
四月は君の嘘感想第11話
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椿と渡の夏が終わり、いよいよ公生のコンクールが始まります。
自分探しをしながらコンクールの練習をしていた公生。譜面通りであれば、弾いても誰の心にも残らない。でも自分らしく弾くって…?
その答えがかをりの
「君はどうせ君だよ」だったんですね(*^^*)
自分らしくとかではなく、自分が弾いた時点でもう自分らしい。精一杯弾いたらそれで十分自分らしい、ということではないでしょうか?
「君だよ」という言葉を聞くと、アニメのOPを思い出します。ホント良い曲ですよね(*^^*)
光るなら/Goose house
次回からはライバルの井川さんと相座くんも登場します!
過去のライバル達のことをすっかり忘れている公生を応援してください!笑
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