四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第8話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第8話
幼いころ、公生は椿に土稜橋(どりょうばし)から川に落とされたことがある。
みんなで橋から川に飛び込むけど、公生だけ一人もじもじして飛び込まない。
見かねた椿が公生を抱えてそのまま、川に飛び込む。
川から上がると、公生は「もっかいもっかい」と言って、楽しそうに笑った。
公生は体育の時間にかをりのことを考えてボーッとしてしまい、バレーボールを頭にぶつけてしまう。
渡がかをりのお見舞いをしに行こうと誘う。かをりの検査入院は終わり、今日退院するところだった。
公生は、渡とかをりを二人にしてあげたほうが良いと思い、気を使って行かないと答える。
かをりのコンクールをぶち壊したので少し気まずい。
それに、渡と楽しそうに話すかをりを見るのが少し辛かった。
渡
「でも頼られたのはお前だよ。俺のかをりちゃんがピンチの時、助けて欲しいって頼られたのは俺じゃなかった。お前だよ、公生」
公生
「でもそれはピアノを弾けたのが僕だけだったから」
渡
「わかってるよ、わかってるけどさ。わかってるけど、わかってたまるか」
椿は夕飯を食べ終え、家でゴロゴロしていると、斉藤先輩から電話がかかってくる。
斉藤先輩は優しくてちょっと悪ぶってるとこが可愛らしくて、女子が憧れる先輩。
椿もそうだった。同じポジションで教えてくれたりもして、憧れるのも当然。
結局、何も言えず、その恋は卒業式の雪と一緒に溶けて終わった。
そういう恋だと思ってた。
だから、斉藤先輩から告白されたことは嬉しい。すごく嬉しい。
なのに、どうして心がキラキラしないんだろう。
きっと卒業式の頃なら、冬の星座みたいにキラキラしていたのに。
次の日、昼食の時間に公生は廊下でかをりを見かける。
声をかけようかと思ったが、渡と楽しそうにおしゃべりをしだしたのでやめた。
本を読みながら、学校から帰宅する公生。
勘違いするな。
彼女は伴奏者が必要だったんだ。
僕が必要だったわけではない。
帰り道、土稜橋(どりょうばし)で小さい女の子たちがケンケンパをして遊んでいる。
その中に一人、女子中学生が混じっている。宮園かをりだ。
心を見透かしたように、かをりはいつも突然、公生の前に現れる。
「ホレホレ」と言いながら、かをりが公生に何かを要求する。退院祝いを要求しているようだ。
公生がそんなものを準備しているわけもなく、かをりは泣いたフリをする。
かをりがワンワン泣いていると、まわりの小さな女の子たちが
「ひどいよお兄ちゃん」
「女泣かすな」
「コレだから男は」
と責められる。
公生は仕方なく「何でも言うこと聞くから泣かないで」とかをりに言うと、かをりはケロッと泣き止む。
やっぱり嘘泣きだった。
「何がいいかなー」と悪いことを考えていそうな顔をするかをり。
かをり
「そうだ、ピアノのコンクールに出て。君の番だよ」
公生
「僕には無理だよ」
かをり
「また下ばかり見てる。みんな怖いよ。舞台に上がるのは」
「失敗するかも、全否定されちゃうかもしれない。それでも歯をくいしばって舞台に上がる。何かに突き動かされて、私たちは演奏するんだ」
公生
「僕は大切な楽譜を投げ捨てた人間だよ。奏者として失格だ」
公生は母親が死ぬ直前に、楽譜を投げつけたことがあった。
かをり
「そんな演奏家たくさんいるよ、絶対。やってられるかお前が弾けって。それでも拾い上げて楽譜に向かう。そうやって」
「もっとも美しい嘘がうまれる」
「私達まだ14だよ。思い切って飛び込もうよ」
そう言ってかをりは、土稜橋(どりょうばし)から川に飛び込む。
あはははは気持ちいいと言いながら、川の中で笑うかをり。
君の言うことやること全て、キラキラ輝いていて、僕はまぶしくて目をつぶってしまう。
でも、憧れずにはいられない。
ふりそそぐ拍手、高揚感。
自分の音楽が届いたあの瞬間。
忘れられるはずがない。
公生も土稜橋(どりょうばし)に足をかけ、川に飛び込む。
忘れられるはずないよ。
だって僕は君と同じ演奏家なんだ。
四月は君の嘘感想第8話
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多少、強引でしたが、かをりのおかげで公生がまたコンクールに出てくれる気になりました。かをりには人を動かす不思議な力がありますね。かをりを見ていると読んでいるこっちも元気になってきます。
渡君もこうやって見返してみると、最初からかをりが公生のことを好きということが分かっていたような、そんな気がしてきました。
心が安定しないのは椿ちゃん。いつもそばにいた公生が急に他の人のところに行っちゃいそうになって、ようやく自分の気持ちに気がつきはじめたというところでしょうか。そこへ急に昔憧れていた先輩から告白をされてしまって…一人修羅場状態ですね(*^^*)
そんな椿ちゃんと公生は次回、本当の修羅場を迎えます!笑
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