四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第5話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第5話
自転車を飛ばして藤和コンクールにやってきた4人。なんとか、かをりの出番には間に合った。
公生はスニーカーを履いていたので、急いで渡の革靴と交代する。
「渡、椿、ありがとう。行ってくる」
公生の顔は以前より、たくましくなっていた。
もうすぐ春がくる。もうすぐ5月。桜が散る頃。
でもきっと
春がくる
控室で公生は必死で譜面をさらっていた。
本来なら時間をかけて、体に覚え込ませて譜面がいらないくらい完璧に仕上げなきゃいけない。
ほぼ初見で人に合わせなきゃいけないなんて…
しかもあんなムチャクチャなヴァイオリニストに…
「テンポどーする?ガンガンいっちゃう?」
かをりが公生に話しかけても公生は譜面をさらうのに必死だ。
「このドレス似合う?新調したの?」
無視する公生。
かをりは公生に一発、頭突きをくらわせる。
「私をみて」
「顔を上げて、私をみて。下ばかり向いてるから、五線譜のオリに閉じ込められちゃうんだ。大丈夫。君ならできるよ。ずっと昼休み、聞いていたでしょ。譜面はいつも目に入るところにあったでしょ。私達ならできる。モーツァルトが空から言ってるよ。”旅に出ろ”って。旅の恥はかきすて。おもいっきり恥かこうよ、二人で。」
かをりは係員から呼ばれ、準備をするように言われる。いよいよ出番だ。
天真爛漫(てんしんらんまん)
奇想天外
ジェットコースターみたいに、僕は振り回されてばかり
この人自身が行き先のわからない旅のよう
公生
「君は自由そのものだ」
かをり
「違うよ。音楽が自由なんだよ。さぁ、旅にでよう。サン=サーンスが私達を待っているよ」
いよいよステージに上がる二人。
かをりの伴奏者が有馬公生ということで会場がザワつく。
一礼して伴奏の準備にとりかかるが、緊張しているせいかピアノの椅子の位置が決まらない。
人工の有馬公生と天然の宮園かをり。この二人がどんな伴奏をするのか会場中が固唾(かたず)をのんで見守っていた。
「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」
天才ヴァイオリニストサラサーテに捧げられた曲
サン=サーンス序奏とロンド・カプリチョーソ
出だしは順調だ。上手く入れた。音も聴こえる。
ズレそうになる箇所もあるけど、ヴァイオリンをよく聴いて譜面さえ確認していれば、技術的に難しい曲じゃない。
しかし、かをりが本性を表しピッチを上げてくる。
公生はヴァイオリンの音をしっかりと聞き、かをりに合わせてきた。
接着剤で指がはりついている、そんな感じだ。
うまく伴奏できていた公生の視界にある人がうつる。
母さんだ。母さんが会場のすみっこのほうで、伴奏をみている。
その瞬間、楽譜に書かれている音符が消えていく。
音が消え公生は暗い海の底にいる。
音が乱れ、ヴァイオリンと音がずれてきた。
四月は君の嘘感想第5話
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この回は、公生の心が揺れまくりでしたね。
「渡、椿、ありがとう。行ってくる」と言った時の公生はたくましいというか、覚悟を決めた表情をしていたのですが、控室に行くとまた不安になって、いっそやめてしまったほうがいいんじゃないかと思います。
そんな公生に宮園かをりが頭突きです!笑 頭突きをして、カツを入れます。恥はかきすて。かをりは恥も人生の一部だよっと言わんばかりに「おもいっきり恥をかこうよ、二人で」と言います。公生にとっては、かをりはまさにジェットコースターのような人生を歩んでいる人です。のぼったりくだったりすることを気にしないで生きている、そんな感じでしょうか。
そして、公生はピアノを演奏中に母親の面影を思い出し、音が消えていきます。上手く弾けていたのに、急に海の底へ叩き落とされます。
でもそんな公生をまたかをりが救ってくれるんですよね(*^^*)
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