四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第4話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第4話
「まてコラー」
朝、みんなが通学しているそばで、宮園かをりが公生を追いかけている。公生にヴァイオリンの伴奏を無理矢理やらせようとしていた。
「おとなしく伴奏しろー」と言いながら、靴を公生に投げつける。
家庭科の調理実習の時、かをりは伴奏のことを椿に相談する。予選のときにむちゃくちゃやったせいで、伴奏者に愛想をつかされていた。椿は目をキラキラさせながら、喜んで公生を説得することに協力する。
昼食の時、構内放送でクラシックが流れる。
サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチョーソ」
「ずいぶんと変わった選曲だな」と思いながら、公生がいつもの音楽室に入ると、音楽室のいたるところにサン=サーンスの楽譜が貼り付けられていた。
(まさか…これってコンクールの課題曲?)
授業中に教科書を開くと、サン=サーンスの楽譜が貼り付けられている。
家に帰って部屋に入ると、そこにもサン=サーンスがいたるところに貼り付けられている。
窓を開けて「椿!お前だろ!」と言うと、椿の家のガラスにもサン=サーンスが貼り付けられている。
ケータイの着信音も待ち受け画面もいつのまにかサン=サーンスになっていた。
かをりと椿は一緒にバスで帰る。いよいよ明日がコンクールの日だけど、公生はまだ伴奏をやる気になってくれない。
椿は力ずくで公生をコンクールに引っ張って行くつもりだった。
「でも本当に良かったかな…ムリヤリ伴奏なんて」
かをりは少し不安になっていた。
椿
「いいのいいの、公生にはこれくらい強引にやらないと。グッアイデアよ!グッアイデア!」
かをり
「椿ちゃんは有馬君が好きなんだね」
椿
「うーん、ちょっと違うかなぁ、私にとって公生は、ダメダメな弟って感じ。正直言うとね、私は公生がピアノをやろうとやるまいとどーでもいいんだ。ただね、やめるなら納得してやめて欲しい。見てて辛いの。今の公生、中途半端だもん」
音が聴こえなくなった、ピアノが弾けなくなったあの日から…
公生はどこにも行けずにいる…
「時間って止まるのね」
椿が先にバスを降りる。
かをりは都津原大学病院前でバスを降りた。
コンクール当日、かをりは学校中を走って公生を探していた。公生はやっぱりコンクールに来ていなかった。
屋上で公生を見つける。
「何やっとんじゃー」
かをりは公生にかかと落としをくらわせる。
公生はまだ伴奏をやらないと言う。
「伴奏なんてやらない。ずっと言ってるだろ!専門に勉強している人がいるのにぼくなんかが伴奏できないよ。それに今から行っても満足のいく伴奏なんて出来ない。僕はピアノが弾けないんだ」
また弾けない理由を探している。
かをり
「君は弾けないんじゃない。弾かないんだ。“ピアノの音が聴こえない”それを言い訳に逃げこんでるだけじゃない。」
公生
「僕は…
僕は恐いんだ」
コンクールでは音がすべて。そのすべてがなくなったあの日、僕は暗い海の底にいるように何も聴こえない。誰もいない。
暗い
暗い
助けて…音が聴こえないよ…
誰か…助けて…お母さん
僕は暗い海の底で、また一人ぼっちになる。
「私がいるじゃん」
「君が音が聴こえないのも、ピアノを弾いてないのもしってる。全部知ってる。でも君がいいの。君の言う通り、満足のいく演奏はできないかもしれない。でも弾くの。弾ける機会と聞いてくれる人がいるなら、私は全力で弾く」
聴いてくれた人が私を忘れないように、その人の心にずっと住めるように…
「それが私のあるべき理由。私は演奏家だもの。君と同じ。だからお願いします。私の伴奏をしてください。私をちょっぴり支えて下さい。」
かをりは泣きながら公生にお願いする。
「くじけそうになる私を、支えて下さい」
渡の言うとおりだった。無理かどうかは女の子が教えてくれる。
「やるよ、君の演奏。どーなっても知らないからな」
その時、椿と渡も公生を探して、ふたりのもとへやってきた。
二人乗りの自転車を二台飛ばして、コンクール会場へと急ぐ。
公生が住んでいた街。
モノトーンがカラフルに色付いている。
四月は君の嘘感想第4話
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「私がいるじゃん」
ピアノの音が聴こえなくなることの何の解決策にもなっていませんが、宮園かをりの一言は公生の勇気を出すには十分な一言でしたね(*^^*)宮園かをりの根拠の無い自信満々な笑顔は、その後の涙とギャップがあり、とても印象的でした。
渡の一言も良かったです(*^^*)
「無理かどうかは女の子が教えてくれる。」
音が聴こえないことを理由にピアノから逃げていた公生。でもそれを克服するには、もう一度、ピアノを弾くしかないんですよね。自分で無理だと決めつけていたらいつまでも出来ないままかもしれません。時には自分で決めるのではなく、人に決めてもらったほうがいいことがあるかもですね。
渡くん、チャラいけどいいこと言います(*^^*)
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