四月は君の嘘ネタバレあらすじ感想第2話
※この記事はネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
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四月は君の嘘ネタバレ第2話
かをりの演奏場所「藤和ホール」に来た4人。
かをりの出番はすぐだったので、演奏の準備をしに行く。
公生、椿、渡は観客席に行く。
手がかすかに震える公生。ここに来ると、母さんのことを思い出す。
観客席は乾いた冷房、ほこりのにおいがした。
まわりの観客が公生のことを見て、ざわつきだす。
2年前、公生はクラシックの世界では有名人だった。
「お前、ワザと黙ってたな!彼女の演奏聴くって」公生は椿に詰め寄る。
椿
「だって知ってたら…公生、来なかったでしょ。だから、一生懸命黙ってた。ピアノにはイヤな感じしかしない?」
椿は公生に昔の元気を取り戻して欲しかった。
公生は椿の問いには答えず、演奏に耳を傾ける。
生の演奏を聴くのは…久しぶりだな
課題曲
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第9番 「クロイツェル」
3番目の演奏者がピアノとズレてしまう。
(がんばって…)
(がんばって…)
公生は心の中で応援した。
3番目の演奏者が終わり、4番目の演奏者 宮園かをりが登場する。
(私の音楽届くかな…)
「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」
かをりは呪文を唱えて、演奏をはじめる。
かをりの演奏は他の人たちとのそれとはまるで違うものだった。
かをりが弾いているのも他の人たちと同じ課題曲「クロイツェル」。
しかし、彼女が弾いている「クロイツェル」はもうベートーヴェンのものではない。この曲はまぎれもなく彼女のものだった。
暴力上等
性格最低
印象最悪
ーでも、彼女は美しい
作曲者に盲従(もうじゅう)しない、圧倒的な個性。持っている能力は他の演奏者とは別格だった。
でもこれはコンクール。楽譜の指示どおりに引けなければ、入賞することは出来ない。
でもーきっと彼女はそんなの求めてはいない。
なんであんなに楽しそうに演奏できるんだろう…
公生はかをりを見て、そう思った。
休憩の時間になると、会場中はかをりの話題で持ちきりだった。
かをりは子供から花束を受け取っていた。
「かをちゃーん」
椿と渡がかをりを呼ぶ。
演奏を終えたヴァイオリニストが、待つ人のもとへ駆けよってくる。
人だかりをすり抜け、花を抱え、わき目もふらずに…
まるで、映画のワンシーンのようだ。
かをりが公生に向き直り、「君はどうだった?」と聴く。
「あのっえっと…まぁま…」言葉につまる公生。
かをりの右手をみると手がかすかに震えていた。
「…一次予選で花をもらった人を初めてみた。しかも知らないコ達だろ?花を用意してるわけないし、あのコ達にとって君の演奏を聴いて、あわてて花を買って渡した今日のことは忘れられないよ。多分、そういう演奏だった」
「どんなもんだい」と言って、かをりは渡のもとへ行く。
まるで映画のワンシーンのようだ。
僕はー友人A役だったけど
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四月は君の嘘感想第2話
宮園かをりの圧倒的な伴奏力。これを文字で表現するのが、とても難しいのが残念なところですが、かをりが弾いた曲は
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第9番 「クロイツェル」
後になって分かることですが、かをりが楽譜の指示通りにひかないのは、自分の伴奏を聴いてくれた人の心にずっと残ってくれることを願っているからです。
後の回でかをりが公生に「君は忘れられるの?」と聞きますが、公生にとってはすでにこの段階でかをりの曲は忘れられないものとなっていました。
「…一次予選で花をもらった人を初めてみた。しかも知らないコ達だろ?花を用意してるわけないし、あのコ達にとって君の演奏を聴いて、あわてて花を買って渡した今日のことは忘れられないよ。多分、そういう演奏だった」
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